回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは

急性期治療を終えた方(下記対象疾患に当てはまる病気とに相当する方)に対して、集中的にリハビリテーションを行うことができる病棟です.
倉敷平成病院回復期リハビリテーション病棟は祝日も休まず365日リハビリテーションを提供しています.

回復期リハビリテーション病棟 理念

患者さんの「納得ゆく人生」の実現を目指します

回復期リハビリテーション病棟 基本方針

 

  • 臨床・教育・研究の分野で患者本位の全国的水準の回復期リハビリテーション病棟を目指します
  • 急性期・生活期と連携しながら、心身機能の回復だけではなく、患者さん一人ひとりが納得ゆく生き方ができるように支援します
  • 患者さんに寄り添い、安全で安心な生活を送れる病棟づくりに努めます
  • 患者さんのニーズを第一に、最短でよくなる個別性の高い目標を設定し、全人的に対応し、科学的根拠のあるリハビリテーションを追求します
  • 職員は日々研鑽に努め、多職種の専門性を発揮しチーム医療による患者本位の最善のリハビリテーションを追求します
  • わかりやすいやさしい医療サービスを提供し、地域から求められる回復期リハビリテーション病棟を目指します

対象疾患

疾患名
脳血管疾患(脳卒中)、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血シャント術後、脳腫瘍、脳炎、
急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷など
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折
2肢以上の多発骨折
外科手術または肺炎などの治療時の安静による廃用症候群
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節や膝関節の神経、筋、じん帯損傷後

※対象となる病気については当院へご相談下さい

  4東 4西
病床数 44床 47床
スタッフ数 理学療法士(PT):12名 理学療法士(PT):12名
作業療法士(OT):11名 作業療法士(OT):12名
言語聴覚士(ST):5名 言語聴覚士(ST):5名
公認心理師(CP):3名 公認心理師(CP):2名

回復期リハビリテーション病棟に入院してから退院までの流れ

初回カンファレンス(入院後1週間)

初回カンファレンス(入院後1週間)

主治医やリハビリテーションスタッフ 看護師 ケースワーカーなど、様々な職種が集まり、入院期間や治療方針について検討します


リハビリテーション科回診(1回/週)

リハビリテーション科回診(1回/週)

リハビリテーション専門医がリハビリや治療の状況を確認し、患者様やリハビリスタッフなどと今後の治療方針について検討します


中間カンファレンス(1回/月 以上)

定期的に他職種が集まり治療経過や治療方針、入院期間などを確認します

退院前訪問指導

退院前訪問指導

リハビリスタッフがご自宅を訪問し介助方法を伝達します
また、段差や廊下の幅などを計測し自宅の環境に合わせたリハビリテーションを行います.
必要に応じて手すり等の設置も検討します


介助方法伝達

介助方法伝達

退院に向けてご家族と一緒に介助方法の練習を行います


最終カンファレンス

最終カンファレンス

自宅や施設に退院された後にサービスを利用される場合、提供するサービスのスタッフと一緒に入院中の経過や退院後の留意点について情報交換を行います


退院

退院

最適なリハビリテーション医療の提供を目指して
情報の共有と治療方針の統一を図ります

1日のスケジュール:Aさんの場合

6:00 起床  
7:30~8:15 朝食  
9:00~10:00 リハビリテーション(理学療法)
ストレッチや筋力トレーニング、
動作練習を行い、
立ち上がりや歩行能力の獲得を図ります.
リハビリテーション(理学療法)
階段の上り降りの練習
10:30~11:00 入浴  
11:20~11:40 心理療法
気持ちが沈みがちになったり、不安が強い方もおられます.この様な方に対して、ストレス軽減やリハビリをよりスムーズに行っていくため心の支援を行います.
また、ご家族の精神的負担も軽減されるように支援していきます.
心理療法
公認心理師による心のケア
12:00~12:45 昼食  
13:00~14:00 リハビリテーション(作業療法)
様々な作業活動を用いて食事や排泄などの身辺動作や家事や交通機関の利用などの生活関連動作、仕事復帰を目指した動作訓練などを行い、活き活きと生活できるように支援します。
リハビリテーション(作業療法)
左手の運動機能回復練習
14:30~15:15 音楽療法♪ ☆自由参加
バイオリンやピアノの生演奏を聴き歌うことで、気分転換や離床時間の延長、心肺機能の改善を図ります.
音楽療法♪

バイオリンやピアノの生演奏(1回/週)

16:00~17:00 リハビリテーション(言語聴覚療法)
話す、聞く、食べることに障害を持つ方をサポートします。ことばによるコミュニケーションや嚥下に問題がある方へ訓練、指導、助言、その他の援助を行い、その方らしい生活ができるよう支援します。
リハビリテーション(言語聴覚療法)

カードを用いた言葉の練習

18:00~18:40 夕食

21:00 就寝

倉敷平成病院回復期リハビリテーション病棟への転院の流れ

入院している病院にソーシャルワーカーがいる場合

まず入院中の病院のソーシャルワーカーに相談。
当院に転院希望を伝えてください

ソーシャルワーカーから当院相談室に連絡

入院している病院にソーシャルワーカーがいない場合

まず入院中の病院の主治医に転院できる状況であるか
ご確認ください

ご本人・ご家族から当院相談室に連絡

相談をお受けすれば、当院ソーシャルワーカーが入院中の病院に訪問させていただきご本人、ご家族と面接し、病棟の看護師より病状などを確認させていただきます。

当院担当医師に相談し転院がお受けできるかの判断させていただきます。

転院が決定すれば日程調整となります。

当日、担当医師の外来を受診していただき、入院の運びとなります。

※ただし、転院については疾患、発症からの期間、状態により対象にならない場合もございます。 まずはご相談下さい。

回復期リハビリテーション病棟へのご入院・転院のご相談は
地域医療連携センターにお電話下さい。 TEL:086-427-6550(直通)